※これは完全に私の個人的見解です。
子供のいる人が引っ越すときに、学区や学校の良し悪しの参考にするのが、Greate!Schools.orgというサイト。
ここでは学校のレートの他に、学校の人数、人種の構成、テストスコアが州の平均と比べてどうか、低収入の家庭の割合、収入によっての成績の比較、などなど詳しく書かれている。
昔はテストスコアだけでこのレートは決められていたようだが、今は、学校のレート(GreatSchools Summary Rating)は一番上に書いてあって、それを決めるのは、
the Test Score Rating:テストの点(州で行われるテスト)
Student or Academic Progress Rating:学校が生徒たちに対して、どのくらいヘルプしているかどうか
Equity Rating:州の他の学校に比べて、どの程度、標準に満たない子を助けているかどうか
で各項目にウェイトがあって、それで決められるらしい。(小学校の場合)
私も娘が小さいときから近隣の小学校を調べ、うちの住所で行くことになる小学校はとても低いってことが分かっていた。10点満点で日本人は普通、8以上に行きたがる。なので当然、そういう学区、エリアに住む人が多い。しかしうちのneighborhood schoolは4。引っ越すしかないかなと思っていた。
しかし、行かせたいチャーターを見つけ、チャーターは住所は関係なく、完全に抽選。そのチャーターは、たとえ抽選で外れても、ウェイティングリストで100番位までは動くと聞いていたので、のんきに待っていたら、1番しか動かず。。。今年は辞退する人が少なかったらしい。チャーターのシステムについてはまた別で詳しく。
そして行くことになったneighborhood school。しかし仕方なしに行かせたわけではなく、娘が3才のときに、そこの学校に関わることがあり、その関わった人がその学校のことを、少人数の生徒、すばらしい先生たち、特に校長が素晴らしい、one of the best in my life、と言っていたし、まだキンダーだし、行かせてみてたとえ悪かったとしても、そんなに大きな影響ないだろうと思い、またレートが低ければ、日本語しか話せない娘もゆっくり英語に慣れていくかなと思った。
すごく小さな学校で、各学年2クラスほど。先生も生徒も父兄も皆顔見知り。ヒスパニック率高し。少数のブラックとホワイト。アジア人はうちを含めて4人だけ。全部日本人。
その日本人の先輩ママにいろいろ教えてもらった。娘のクラスの先生は当たりらしい。実際とても良い先生だった。娘も大好き。しかし、びっくりするほどのスパルタだった。
日本では年中の娘。いきなり宿題が毎週12ページ。書くのもまだおぼつかないのに、毎週1から100まで書かされる。最初の頃は毎日1時間宿題に費やした。数日にわけて数字を書き、アルファベットも大文字小文字全部書く。泣きながら宿題をする娘。こんなキンダー生活をさせたいとは思ってなかった。もっと毎日、外で思いっきり遊ばせたかった。希望のチャーターに入れるために引っ越せばよかったと本当に後悔した。
そして同時に、周りにレートが4という学校に行かせている日本人の友達が誰もいないので、それについて思い悩んだ。体感としては悪いと思わないけど、実際にどうなのか。もしかしたら娘にとって悪い選択をしてしまったのではないか。先輩ママに相談したり、マグネットの見学で2から8までの学校に行ってみた。それででた私の結論。
レートは学校の良し悪しとは関係ない、ということ。
レートの悪い学校の先生がすべて悪い先生ではないし、同じくレートの良い学校の先生がすべて良い先生ではない。その時に集まった児童で学年やクラスの雰囲気も変わる。
レートが低い学校でも情熱をもってやっている校長先生をたくさん見た。なぜかそれはブラックの女性という共通点があったけど。
でも私の見学もせいぜい6校程度、私の周りの狭い世界の話なので、これがLAUSDすべてに共通しているとは思わない。でも低いレートでもスクールツアーなどに足を運んで見る価値はあると思う。テストスコア以外の細かい気になる点がみえてくるかも。
そして、大事なのが、学校のレートは低いけど、住んでいるエリアは安全なエリアだということ。なぜかLAUSDではよくそういうことがある。家賃高くて人気のエリアなのに、学校のレートが低い。なので、住んでいて安全な場所というのが大前提の話。
今の所、今の学校が良いと思う点は
1. 朝、40分間、校門が開放されていて、校門には人が立って番をしている。父兄は中に一緒に入って先生を待ち、なにか用事があるときは先生と話すこともできる。うちのクラスの先生はちゃんと時間をとって話をしてくれるので私はとても満足している。
2. 小さい学校で、アジア人が少なくて目立つので、皆が娘のことをすぐに覚えてくれているみたい。よく声をかけられるので、監視の目も行き届いてる感じで安心。
3. オフィスの人も親切。校長先生もウロウロしているので、いつでも話しかけることができる。
しかし、今回久々にGreatschools.orgでうちの学校をみてみたら、3に下がっていた。。。