多くの著作の中で共通していわれていること
に「社会の階層化」があります。
それは、バブル崩壊以前高度消費社会が始ま
った1980年代にすでに始まっていたとも
、1980年代以降、日本の所得分配が不平
等化している、との指摘でもいわれています。
日本の貧困を世帯類型別にみると、貧困率が
高い世帯というのは、母子家庭、高齢単身者
、若年層であるといわれています。
このことから、社会の階層化に伴いひき起こ
る、若年者の「階層化」は大変な問題になり
、いまや大きな社会問題となっていることが
理解できます。
この「階層化」を防ぐためには、教育費の増
強も重要ですが、キャリアカウンセリングに
よる個々人のキャリア開発につなげるための
キャリア教育の充実も重要だと考えます。