このところのコロナ禍により、世界の経済
は相当なダメージを受けた。
この後遺症は、相当な期間、世界にはびこ
り続けるであろう。
中には、元の規模に戻ることなく縮小した
ままである業界やシステムもあるであろう。
飲食業、旅行業、宿泊業、イベント関連の
業界、芸術関連などがそうなのかも知れな
い。
人間の生死に直接かかわらないと思しき業
界のダウンサイジングは当分の傾向となろ
う。
生活への関係性が密接なものほどサイズは
変化しなさそうだ。
一方、増え続けるであろう生産が予想され
るものもあるに違いない。
生活密着型の「衣食住」関連の業界の中に
は、今回のコロナ禍の元でも拡大した業界
もあるはずだ。
ただ、前述の業界の不振の間接的な影響は
いずれ全業界に波及する。
基本的なトレンドとしてのダウンサイジン
グは覚悟しながら、更には環境問題からの
影響も覚悟しながら、成長を前提とした経
済と決別しなければならない時が今といえ
よう。