Planned Happenstance Theory 計画さ
れた偶発性理論とは以下のようなものだ。
従来のキャリア・カウンセリングでは、「未
決定を減らすこと」と「個人の特性と職業の
特性の間の一致を増やすこと」が大切にされ
てきた。
しかし、環境変化が激しい21世紀において
は、従来のような固定的なキャリアデザイン
では対応できない。
つまり、予想しなかったことや偶然の出来事
で計画を変更せざるを得ないことは日常多々
出てくる。
クルンボルツは、この予期せぬ出来事や偶然
の出来事が人のキャリアに大きな影響を及ぼ
すことに着目して、予定外の出来事を否定的
に捉えるのではなく望ましいものであるとし
、予期せぬ出来事をキャリアの機会と捉える
事ができたとき、その出来事を「プランド・
ハップンスタンス」と名づけた。
そして、偶然の出来事を「プランド・ハップ
ンスタンス」に変えるために必要な要素の強
化を訴えた。
クルンボルツの「プランド・ハップンスタン
ス・セオリー」は偶然を必然に変えるように
するための方法論とも呼べるものだと考える。
そのために必要なものとして好奇心、柔軟性
、冒険心、楽観性、持続性をあげている。
これは「グリット」のガッツやテナシティと
も共通項があるものだとも感じる
何につけても、持続力や忍耐力は成功の大き
な要素であるといえそうである。