バブル世代とは1965年~70年ごろの生
まれで、87年~92年ごろに大学を卒業し
、社会人となった世代を指す。
現在、50才から55才くらいの会社では幹
部レベルの人々になる。
バブル真っ盛りの人々の会社でのありようは
以下のようなものだった。
職場は好景気ゆえの膨大な業務を抱えたブラ
ック職場。
みんな終電まで働き、土日出勤もあたりまえ
という世界だった。
「朝、出勤すると職場に常備された寝袋にい
つも誰かが寝ていた(出版社勤務)」「月の
残業時間はつねに120時間を超えていたが
、申告すると『社会人の常識というものがあ
るだろう!』と上司にしかられ、定時退社し
ていたことにさせられた(銀行勤務)」といっ
た悲惨な逸話はいくらでも聞こえてくる。
つまり、今でいうブラック職場が常態であっ
た訳だ。
そんな、異常な頑張りとハイテンションで青
春を駆け抜け、中高年期にはバブル崩壊と停
滞の中で熱いものが急速冷凍されたような違
和感に満ちた生活を強いられた人々が,バブ
ル世代といわれている人々になる。
そして今、世代としては企業では管理職や幹
部の世代といえるが、ポスト削減の方向では
管理職にたどり着けない人々も多いといわれ
ている。
また、そうした人々のモチベーション維持・
向上は企業の大きな課題ともいわれている。