過去のブログより。
キャリア教育の必要性や重要性は社会で唱え
られてから既に十余年が経とうとしています。
その充実のためには若者個人のみの問題だけ
ではなく、社会を構成する各界が互いに役割
を認識し、一体となり対応することが必要で
す。
その中で「学校教育は重要な役割を果たすも
のでありキャリア教育を充実していかなけれ
ばならない。」という学校教育主導の方針が
示されています。
しかし、現在の学校での取り組みが緻密で充
分かというと、全面肯定できる状況ではりま
せん。
キャリア関連の講話を学校自体ではなく関連
機関や組織、民間企業に委ね、インターンシ
ップのみがキャリア教育として行われている
のが現状ではないでしょうか。
今、社会では学校全体におけるキャリア教育
や自己分析に基づく進路判断、職業理解促進
、キャリア開発などの総合的展開が待望され
ていることは間違いありません。
キャリア教育が小、中、高校に行きわたるの
はいつになるのであろうか。
例えば、以前見た小学校での「職業講話」の
講師には中小企業のオーナーが多かったよう
に思われる。
日中に時間が取れ無給ないしは低費用で実施
してくれる人を求めた結果なのかもしれない
が、もっと広い職種から講師を求めるべきで
あり、役所の支援も必要であろう。
そして、自分の仕事に誇りを持ち熱く語る魅
力的な大人の存在を子供たちに知らせること
の必要性が高いと感じるのは私だけではある
まい。