過去のブログより。
実情として世の中に多数存在する自称「カウ
ンセラー」の質が均等かというと、そうも言
えない気がします。
例えば、昔の職場では、面接通過の決め手は
「明るく、元気なこと」と言い、その他は二
の次が常套句の相談員が居ました。
自分の知識の不足がなせる業と言えます。
公的な場所では当然ですがカウンセラーの質
の均質であることが求められると考えますが、
実情は違っています。
それは窓口業務では相談員が同じ対応をすべ
きですが、その対応は個人の責任に任されて
います。
その事情の下、相談者一人一人にかける時間
や就職まで面倒をみるかみないかの責任の持
ち方は自己判断に委ねられ、人によってはあ
る相談者は2、30回も相談し、自分が好ま
ない相談者は2、3回で帰すという自分勝手
なやり方を平然と繰り返していたりしました。
そして評価が平面的で、実際には無評価に近
いのが公的な場所の管理方式なので、こんな
自分勝手が黙認されていたのです。
いま挙げたことは相談に関するもので表面上
見える範囲ですが実際の「相談の内容」は水
面下で見えず、放置されている訳です。
ここに「カウンセラーの質の均質化」に本格
的に取り組むことが喫緊の課題である理由が
あります。
公的な支援の場でも質の均質化が進んでいな
いのは、すでに良く知られたことです。
例えば、無資格で職についているカウンセラ
ーは臨時職員の過半数(否、7割がたか)を
占めていることなどに明らかです。
窓口などでの対応がバラバラなことは上記の
通りです。
研修や勉強会の他に資格取得の推奨や補助な
どで急速に有資格者を配備する必要性が高い
ことはいうまでもありません。