過去のブログより。
長年、仕事を続けてくると成功する喜びも味
わうが、失敗してガッカリしたり嘆いたりす
ることも多いのが現実だ。
自分の思い描くことが成就できずにもがいて
いる時に他人からの援助を気持ちや言葉で貰
って、ピンチを脱出したことも数知れない。
自分のつたない経験の中で選択に迷っていた
時に先輩に相談したことがある。
その時、先輩が言った「俺もその仕事をやり
たいぐらいだ」という言葉は忘れられない。
この言葉で、どっちつかずだった気持ちは、
はっきりとやってみようという風に変わった。
これは、言葉の持つ影響力の大きさを示す。
前に書いた、「就活中に良く聞いた歌」には
歌詞の中に人に勇気を与える言葉が多く含ま
れている。
これも、言葉の持つ影響力の大きさを示す。
我々、カウンセラーは、この言葉の影響力と
いうものをしっかり認識しておく必要がある。
また、言葉により勇気を与えることも重視し
ていなければならない。
昔は、カウンセリングの間に相談者に泣かれ
たことが、時々あった。
どこかの「言葉」が相談者の琴線に触れたこ
とで、相談者が感極まっての事であったと、
今は思う。
多分、相手を慮ったり、思いやったりという
感情の発露の言葉が自然に発せられた時に、
こういうことが起きていたと思われる。