今日の最悪の病気はハンセン病でも結核でも
なく、自分は不必要な存在だという思いであ
る。
自己有用感、自己効力感は人生で極めて重要
なものといえる。
現代、日本の若者に著しく欠けているのが、
これだといわれている。
経済が発達して自分の身の回りにモノが満ち
溢れている今、一部の人々を除いて食べる心
配もなく、毎日が安逸に過ぎようという今、
生活の苦しみはごく少なくなった今。
内心の空虚感は、過去にも増して増え続けて
いるのであろう。
この状況の中で、自己の確立に集中し、社会
に必要とされることを目標に、若者には生き
抜いて欲しい。
決して、社会に必要がないなどとは思わずに
、有意の仲間を見つけて共に努力し続けてほ
しいものだ。