過去のブログより。
キャリア開発のためには自己・環境・職業・
企業・就活の5つの理解が必須となる。
環境理解のためには、自分を取り巻く環境(
雇用状況、業界状況など)を理解しておくこと
でどんな業界や職種を選択したほうが良いか
の判断材料を得ることが必要となる。
自分が居住する場所の雇用状況はまちまちで
、競争条件はその場所々でかなり異なってい
る。
また、その場所に固有の好・不況業界があり
職種別の競争状況・平均賃金や勤務時間など
の雇用条件には差がある。
従って雇用環境を知ったうえで活動を進める
ことが重要となる訳だ。
そして上記の雇用環境理解とともに必要なの
が業界の理解とその場所に特有の業界状況の
理解であろう。
では環境理解のための情報源とは何であろう。
インターネットでは北海道労働局の「レイバ
ーレター」があり業界紹介の書籍としては「
日経業界地図」、「業界地図」などがある。
更に地方地方の業界名簿、名鑑があり業界紙
がある。
これらの様々な情報源から自分を取り巻く環
境を理解することは自分の進路選択の大まか
な方向性を決める上で欠くべからざること。
これは知った上で活動すべき重要な基礎知識
である。
以上のような複雑で、やや難解な資料の閲覧
や分析とまではいかないが、企業訪問で分かる
こともある。
以前、訪問した大手印刷企業の管理職に以下の
ようなことを言われたことを思い出した。
「応募者には是非、工場を見学いただきたい。
何故ならば、印刷工場には独特のインク臭があ
る。前に新入社員が入社後1週間で辞めたこと
があった。理由はインクの臭いに耐えきれなか
ったからだ。」と、その管理職は言っていた。
こんな情報も環境理解の一種と言えるのではな
かろうか。