都道府県の2020年度職員採用試験の採用数
は前年度比10.8%減の5万3369人で8
年連続で減少している。
また、39都道府県で前年割れしていて一部の
人気地域以外は不人気となった。
この要因は、民間企業の採用意欲が高いこと。
各自治体間での人材獲得競争が激化しているこ
と。
上記の理由で、地方行政の担い手が減り続けて
いる模様だ。
地方の振興は人体で言えば毛細血管の活性化に
匹敵すると思われ、その退化は老化や病気に匹
敵しよう。
これは由々しき事態と言えはしまいか。
スマートシティで現代的で先端的な仕事をする
ことは結構なことである。
しかし、地方で極地道に努力を続けることで先
端的で先進的なものの下支えをすることも、貴
重だ。
そして、この先進的なものと、それを支えるこ
との双方が同時に機能してこそ真に豊かな社会
が完成する筈だ。