過去のブログより。
アドラーの言葉に次のようなものがある。
誰かが始めなくてはならない。見返りが一切
なくても、誰も認めてくれなくても、あなた
から始めるのだ。
この言葉は「自主性」の重要性をはっきり示
している。
傍観者が満ち溢れ、誰もが責任を問われて生
きなければならないのに、責任を取ろうとし
ない。
そんな社会に警告を発する名言だと思う。
そして「見返りが一切なくて」苦しんでいる
人々を勇気づける言葉として重要だ。
社会にはこうした「誰か」が多く出現しなけ
ればならない。そして「あなた」もすぐに「
始める」ことだ。
我々は、このような考えのもとに8年ほど前
に活動を始めた。
しかし、当初は始めたメンバー間の意思疎通
が希薄で、それぞれの思惑も異なっていた。
ボランティアで社会貢献という、現在のスタ
イルが確立したのは、ここ3年くらいの時期
だった。
それまでは、寄付を投資と勘違いしたものや
この活動に利益を求めるもの、孤立を仲間を
得ることで解消したいものなどが数多く存在
していたように思う。
今は、組織の存在意義や活動目的にメンバー
間の齟齬はない。
従って、活動は極めて円滑に進んでいる。