労働の喜びは意外とちっぽけなことから始ま
るのかもしれない。
自分の欲しい服を手に入れるとか以前から食
べたかったものを店で食べるとかの小さな幸
福を得るための金を得ることがきっかけだっ
たりする。
これは、マズローが提唱した欲求の5段階説
の、生理的欲求、安全の欲求という基本的な
欲求が仕事で満たされる段階の話しとして理
解しやすい。
次の段階としてその後にある、社会的欲求、
承認の欲求が仕事で実現できることが必要に
なる。
だから、上記のような小さな欲を満たすこと
だけでは、いずれ満足できなくなるのだ。
仕事を評価されたいとの思いの実現が無けれ
ば満足出来ないようになっていく。
そして、5段階の最終段階の自己実現の欲求
は、これが果たされたときに仕事の充実感は
最高になると思われる。
従って、人間はこの自己実現を果たそうとし
て仕事を続け、この実現を目標に生き続ける
と言っても過言ではないように思う。