昔、東北地方で生活をした時期があった。
ある夏、冷夏で(天候不順で)米を中心とし
た農作物の出来高が水準を大幅に下回った。
その夏の東北の経済は例年に比して大幅に悪
化した。
今後、北海道に起こる農業の大打撃に、今か
ら備えなければならない。
たとえば、数年前のバターの日米の価格差は
日本がアメリカの2.5倍程度だった。
北海道の農業の4割程度を占める酪農は重要
な位置を占める。
その酪農の主要な産物であるバターの価格差
は前記の状況だ。
このバターの関税率が下落することは北海道
の酪農を直撃する可能性が高い。
そこで、ここまで価格差の無い、ナチュラル
チーズの拡大は酪農振興のカギともいえる。
酪農でチーズの開発に注力するのは今だ。
しかし、せっかく育ってきたチーズ農家は後
継者不足で将来は大幅に消滅する見込みだと
、先日の新聞記事にあった。
こういうことに、行政は関与し対策をしてい
かなければならない。
宣伝、広報によるチーズの普及や、後継者育
成策の立案、実行は急務と言える。