過去にかなりの数の講演会を実施した。
いずれも実質的で内容に富むものだったと記
憶する。
有名人の講演会でも中身のないものやマンネ
リズムで飽き飽きするようなものもある。
そういったものは避けながらきたので実際に
実施はしなかったが、世にその手のものが存
在するのは如何なものであろう。
我々の講演会は、そのひとつひとつを聞き直
すと良く分かるのだが演者の熱意とカウンセ
リングへの真摯な思いが詰まったものであっ
た気がする。
いま、世間でキャリア・カウンセリング界の
重鎮による講演会があまり見受けられないの
は何故なのだろうか。
一時のブームが去ったためか?
公的支援機関での人員削減でキャリア・カウ
ンセラー全体が意気消沈しているからか?
本来のキャリア教育やキャリア開発が就職率
の改善とともに影をひそめたからか?
キャリア・カウンセリングという貴重なもの
に再びスポットライトをあて、熱意と真摯な
思いの伝わる、講演会の再来を望むばかりだ。
また、過去に9回の講演会を実施した。
1-5回は順調に推移したが、6回目以降は
マンネリ感が出たためか、集客数が停滞気味
に推移した。
その原因は、宣伝活動の偏りや同じ宣伝のソ
ースに固定化したための参加者の固定化が顕
著になったのでは、と想像する。
今後は、過去よりも広い範囲での宣伝とソー
スの拡大に注力する必要がある。
世に、キャリアカウンセリング関連の講演会
が満ち溢れているわけでもないのではなかろ
うか。
特に、実践的で効果的なカウンセリングを的
確に伝えることが出来るものは多くはない。
我々は、この方向での実施を今も将来も志向
する。