時間に余裕が出来ると、活動の幅は限りなく
広がる。
また知恵で費用を削減すれば本当の「ローコ
ストハイパフォーマンス」が実現できる。
本当に「知」は使えるうちに使うべきだ。
最近、こうした知識の価値を考えさせられる
ことが起こった。
それは、ある地域の自治活動の場でのこと。
ここ数年、この自治組織を牛耳ってきた人間
が、あることをきっかけに来年退陣すると言
い出したという。
そして、その一派からは、その人間の自治活
動への造詣の深さと、知識量の多さを称賛す
る声が聞かれたと聞く。
しかし、その人間たちの知識は異常に高い手
当(平均水準の2、3倍)の支払いで補償さ
れていたという。
公的な資料にある、自主的な管理組合での役
員手当は月5千円から1万円程度の模様だが
、その役員たちは、その3倍程度の手当を受
け取っていたという。
こうした事態は、知恵で費用を削減すれば本
当の「ローコストハイパフォーマンス」が実
現できる、という理想に程遠い。
やはり、人間は理想に近づくべきだし、現代
では、何事においても効率性や公平性やボラ
ンティア精神が欠かせないと感じているのは
私だけではないのではなかろうか。