ある団体のホームページより抜粋
キャリアの意味を理解するうえで、重要だと
いわれているのが、キャリアを外側と内側の
両方向から捉えるということです。
外側から捉えたものが外的キャリア内側から
捉えたものが内的キャリアです。
外的キャリアは具体的な職業や業種や職業な
ど目に見えるものです。
内的キャリアは自分にとっての働くことの意
味や価値や意義と言われています。
それは外的キャリアを決める、あるいは選択
する基準ということができ、内的キャリアが
はっきりしていないと外的キャリアを決める
ことが出来ないといわれています。
内的キャリアと外的キャリアの最適化を目指
すことをキャリア開発と言います。
このホームページの文章から分かることは次
のようなことになると思います。
個人の内的キャリアをカウンセリングを通じ
て捉えることが、その後のキャリア開発には
不可欠でありマッチング以前に重要であると
いうこと。
外的なキャリアの満足があったとしても、同
時に内的キャリアの満足がない場合、人は充
分なキャリアの満足を得られないこと。
外的キャリアの満足を捨てて、内的キャリア
の満足のために行動したり、内的キャリアの
満足を求めて転職したりするのは当然のこと
とも言えます。
例えば他人から見れば何不自由のない境遇の
人が、その職をなげうって内心の満足のため
に行動することは良くあることです。
一部上場企業に勤務していた人が地域貢献の
ために地方公務員として転職することや公務
員の立場を捨てて民間の社会貢献のNPOに
勤務することなど、地位や待遇よりは生きが
いややりがいを追求すると、こういう選択に
なっていきがちです。
人は世間体だけで生きてはいないということ
です。