自己効力感を上げる4つの方法とは以下のよ
うなものだという。
「実体験」「お手本」「励まし」「ムード」の
4つである。
もう少し詳しくいうと
「実体験」は、実際に近い成功体験を持つこ
と。(直接的達成体験)
「お手本」は、うまくいっている他人の行動
を観察すること。(代理体験)
「励まし」は、他人からの説得的な暗示を受
けること。(言語的説得)
「ムード」は、高揚感を体験すること。
[生理的な情動喚起]
いずれも、なるほどと感ずることばかりだ。
ひとつずつ考えてみたい。
次に、「お手本」について。
我々の法人は地方発のキャリア・カウンセリ
ングの民間のボランティア組織としては早い
出発であったらしく、余り先例がなかった。
そこで、事業内容を仲間うちでの相談で作り
上げっていった。
ただ、その時でも多く行った研修の手本とし
たものはかなり存在した。
例えば、初・中級研修のロールプレイのやり
方は、過去の自分が受けたり、担当した研修
を基礎に作ったりした。
また、他の事業にも公的支援機関のセミナー
の一部を模倣したりもしてきたものもある。
上記の「お手本」はメンターやコンピテンシ
ーの要素を含んでいると思われるが、世にあ
るやり方の模倣と、その改良は常時行われる
べきものではないだろうか。