NPOの現在について思うこと | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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内閣府のNPOホームページによれば、H2

3年度の改正法の施行後にNPOの申請件数

は急速に増加し、H23年度に198件だっ

たものがH28年度に955件まで増加した。

その後の5年間では、ほぼ横ばいになってい

る。

また、認証法人数と申請受理数の合計は、全

国で約82000で解散数は約14000と

なっており、ここ10年間で概ね2割の法人

が消滅している。

更に、ある調査では法人格取得時期を直近の

20年間で比較すると2006年がピークで

2013年以降は横ばい状況である模様。

ここ札幌市では、認証法人数957であるが

解散数は282で解散の率は3割に達してい

る。

上記のようなことからするとNPOのブーム

は過ぎて停滞し始めたといえよう。

それと、代表者及び組織員の高齢化が原因で

、今後高まっていくであろう解散は加速化し

ていくのではなかろうか。

このような傾向に歯止めをするためには、い

ま一度各NPOの存在意義や価値を確認再評

価し社会的意義の高いものを保護する制度が

必要であろう。

一時の何にでも認可を与えた時代はとっくに

終わり本当に必要なものを保護育成すべき時

がきているのではないだろうか。