若年者相談に多い相談内容 5 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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以前、公的機関のわかもの支援の場所での相

談内容の転職希望者からの相談で多かったの

は次のようなものであった。

・営業・販売⇒事務(多かったケース)

勿論、こうしたケースの相談以外のものも沢

山あったのだが、自分が受けた相談で一番多

かったのは外向的な性格が必要な職種の仕事

に疲れて、内勤の多いと思われる事務職に変

わりたいというものであった。

過去の職務の棚卸をするのだが、事務的な経

験に乏しく、中にはパソコンの能力も覚束な

い人も少なからずいた。

事務職の職業理解に乏しいと言わざるを得な

い、そうした人たちは当然だが回り道をする。

可能性の少ないものに応募し続け失敗の山に

疲れ果てる。

そして合格しない理由を見極めようとしない

相談者が多かったのも事実だ。

理由のひとつは就活が競争だということだ。

応募先には何人もの競争相手がいる。

その中に相手企業のニーズに合致するスキル

を具備したものがいれば選考上、優先される

のは当然のことなのだ。

従って、そうした競争上の優位者になるため

には必要なスキルを身につけるか、その他の

自分のスキルを示し、その価値を認めさせる

かだと考える。

もし後者を選択する場合は、自分のスキルの

言語化と成果の披瀝、応募企業への適合度の

高さなどを訴える必要がある。

こうした理解に基づく戦略、戦術的な就活が

合格への近道であることに早く気付くべきだ。