以前、公的機関のわかもの支援の場所での相
談内容の転職希望者からの相談で多かったの
は次のようなものであった。
・営業・販売⇒事務(多かったケース)
勿論、こうしたケースの相談以外のものも沢
山あったのだが、自分が受けた相談で一番多
かったのは外向的な性格が必要な職種の仕事
に疲れて、内勤の多いと思われる事務職に変
わりたいというものであった。
過去の職務の棚卸をするのだが、事務的な経
験に乏しく、中にはパソコンの能力も覚束な
い人も少なからずいた。
事務職の職業理解に乏しいと言わざるを得な
い、そうした人たちは当然だが回り道をする。
可能性の少ないものに応募し続け失敗の山に
疲れ果てる。
そして合格しない理由を見極めようとしない
相談者が多かったのも事実だ。
理由のひとつは就活が競争だということだ。
応募先には何人もの競争相手がいる。
その中に相手企業のニーズに合致するスキル
を具備したものがいれば選考上、優先される
のは当然のことなのだ。
従って、そうした競争上の優位者になるため
には必要なスキルを身につけるか、その他の
自分のスキルを示し、その価値を認めさせる
かだと考える。
もし後者を選択する場合は、自分のスキルの
言語化と成果の披瀝、応募企業への適合度の
高さなどを訴える必要がある。
こうした理解に基づく戦略、戦術的な就活が
合格への近道であることに早く気付くべきだ。