以前、公的機関のわかもの支援の場所での相
談内容の学生からの相談で多かったのは次の
ようなものであった。
・エントリーシートの書き方
・企業情報の見方と取り方
・BtoBの探し方
一番目の書類の書き方で思いだすのは2、3
人だったが極めて内容の良い書類を持参した
人がいた。
当然のことだが、内容について確認の質問を
したところ、具体的な部分での回答が覚束な
いのがほとんどだった。
推測するに、この人はいろいろなところで支
援を受け、都度優秀な相談員の添削を受けた
結果、極めて(字面上の)立派エントリーシ
ートが出来上がったのであろう。
しかし、かなりの部分が改作者の手になるも
のであるが故に本人による細部への説明や具
体的な説明が出来なかった、と考える。
書き方の指導は結構だが、本人の言葉で書く
べきであり改作者の言葉ではマズイのだ。
言ったことの具体化は結構だが、必ず、そう
書くことへの確認は忘れるべきではない。
たとえ書類選考は満点で通過しても面接では
改作は容易に見抜かれるし、書いたことが事
実に反することはNG決定の大きな要素であ
ることは昔も今も変わらない。