自己理解はすべてのキャリア開発の基礎。
例えば自身にコミュニケーション能力が不足
している人がバリバリの営業マンになるには
相当な覚悟と努力が必要。
まずこのことを理解(強み、弱みの自己理解
)する必要がある。
自己理解は自分が現在立脚している場所を定
めるのに不可欠ではある。
しかし、自分の希望をやめるための道具では
ない。
希望の実現を第一義に考えれば、自分の欠点
の克服は最大の課題でもある。
例えば、自分がスポーツの選手だったとする
と希望の種目には必要な能力があり、その能
力の具備なくしては上位の選手になりえない
であろう。
そうした、現在の自分を知り、今後どうトレ
ーニングをするかを組み立てなければ上位に
到達しない。
日常生活でも、この原理は同じだ。
自分の希望の達成のための課題の克服は絶対
条件であり、この努力を忌諱するならば最初
から、それを諦めた方がよい筈だ。
従って、自分の強みと弱みの双方の自己理解
をしたうえで、希望の達成への目論見をした
ほうがよいのだ。