昔、読んだものに書いてあったことです。
キャリアカウンセラーが語る、悩みの本質を
解決するための5つの視点は以下の5つとい
うこと。
①自己理解不足
②仕事(置かれている環境)への理解
③誤った思い込み
④あまりにもネガティブな思考
⑤確認・行動不足
これらは、いずれも重要な視点です。
ひとつづつ解説してみたいと思います。
はじめに、自己理解不足です。
これに関しては、若年者のキャリアカウンセ
リングの時に良く表れるものであり、自己効
力感の不足や決断力の不足などとともに悩み
の中でも重要なものと言えます。
仕事をしてから、かなり時間が経っている人
でも、自分の仕事への興味関心や自分の能力
をしっかり把握していないことも良く見られ
るのです。
また、ハローワークなどで散見されることの
一つに、自分の能力に引き合わない高給の仕
事や未経験で要求されるスキルが乏しい仕事
の紹介を頻繁に受けようとするものが後を絶
たないということがあります。
当然の帰結として、応募書類を多発するが面
接にすら至らないことが続く訳です。
こういう人達は、まず自己理解を充分にしな
ければならないのです。
高校の進路相談の時に、料理関連の仕事に就
きたいという女の子が居ました。
彼女は興味があるだけで、聞いてみると数種
類の料理しかできず出来栄えを褒められたこ
とすらないのでした。
料理の学校で学ぶとか独学でも色々なレシピ
の料理を経験するとかのテストランなしに「
できる」を重ねることなしに料理関連の仕事
に就くことはかなり困難なことを理解する必
要がありました。
この類のことはかなり多くの生徒にあり、そ
のすべての人達に必要なことは自己理解だと
考えます。