今、日本人の労働時間はアメリカやイギリス
より少なくなったという。
全体のワークライフバランスは改善方向に突
き進んだと言えよう。
しかし豊かさの実感が社会全体に不足してい
ることは否めない。
その理由のひとつは、社会が不公平な方向に
進んでいることがある。
高所得者や大企業の優遇税制がそれを進める
原動力になっていることは間違いないであろ
う。
また、労働状況で言えば非正規労働者の比率
が4割近いことや正規・非正規の賃金格差以
外に社会保険の適用状況の差も多きいことで
の不公平感が拡大し続けていることは無視で
きない。
仕事は金ではないとはいうものの、仕事の評
価の基本であることは間違いない筈だ。
上記のような不公平やその要因を少しでも改
善して、以前の日本のような公平感のある状
況に近づけることは多分幸福感の増加をもた
らし「生きがい」の増加にも繋がるに違いな
い。