組織心理学者のダグラス・ホールは、キャリ
アの定義を次のように記しています。「個人
的に途切れることなく続く一連の態度や行動
の認識で、その態度や行動は生涯に渡る仕事
にまつわる経験や活動と結びついている」
つまり、キャリアとは長期的な視点から見た
自分自身の仕事生活のパターンと、そこから
得られた自己理解といえます。
馬車が通った後にできる轍(わだち)のよう
なもので、その人の歩んできた道のりがわか
り、特徴やクセが見て取れます。
更に、キャリアは過去だけでなく、将来へ伸
びる道でもあります。
私はなぜ働くのか、仕事をする意味とは何か、
自分の仕事と生活をどのように関わらせるの
か、これらに対する答えとも言えます。
従って、キャリアをどう構築するかで自分の
将来が決定される訳です。
であるから「仕事はかけがいのないもの」な
のです。