数年前の総務省の発表では、非正規労働者は
1900万人弱で、3人に1人が非正規職員
で理由は正規職員、従業員の仕事がないこと。
そのためにやむを得ず非正規に留まっている
のが理由だと言われていた。
それが、2017年の非正規労働者は203
6万人で被雇用者に占める非正規の職員・従
業員の割合は 37.3%と、依然として高水準
にある。年齢階級別にみると、65歳以上が
316万人と15万人増えた。
人手不足の風潮と生活資金の不足で定年退職
後も契約社員や嘱託社員として働き続ける高
齢者が増えている。
これが、非正規率の高止まり要因になってい
ると考えられている。
一昔前、一人世帯といえば「独身貴族」を楽
しむ若い世代が目立ったが、最近では一人暮
らしの高齢者や非正規労働者も少なくないと
いわれている。
「老後難民」と言われる人々の増加が危惧さ
れている。
上記の非正規労働者の65歳以上での増加の
要因のひとつは「老後難民」と言われる人々
の増加なのではなかろうか。