仕事の達成感とは その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

仕事とは本来苦しいもの、と相変わらず思っ

ている。

自分の怠惰さや不精なことを克服するだけで

も、エネルギーがいるし、はっきり言って疲

れる。

過去に営業を仕事にしていたが、その仕事を

しながらいつも思っていたことは現場よりも

スタッフとして企画や事業管理のような仕事

に将来は進みたい、ということであった。

だからと言って机上の空論のようなプランニ

ングをしても周囲から認められないとも思い

、与えられた仕事環境の中で日常な考えたア

イデアを実行し実験してみることに入社2、

3年目に決めた。

その当時、担当した、あるスーパーのある地

域で自分が企画したプロモーションを数店で

実験した。

そして、このプロモーションのためにディス

プレーや抽選方法やくじ引きの景品などに工

夫をした。

これを考えるのは実に楽しかったし、ディス

プレー用品を専門店に買いに行った時、景品

を業者と選別した時の高揚感は忘れられない。

この一連の仕事は、この裏にあるスーパーへ

の作業協力や経費捻出にかかる時間を抜きに

は出来ず、マンネリな日常業務だけを労働の

対価とする考え方では到底実行不可能な私的

時間の供出なくしては成立しなかった。

結果、休日勤務や時間外のただ働きとなった

こともあったが、それが起因して、この仕事

を止めたいとか時間外を正当に要求して金を

稼ぎたいとかは思わなかった。

むしろ、自分の企画を会社の経費で実施でき

ること、そして、この結果を自分で評価でき

ることに満足していた。

マスターベーションと言われるかも知れない

が、こういうことを「仕事の達成感」という

のではなかろうか。

そして、人はこうした「仕事の達成感」のた

めに仕事をし、苦しみの後に来る喜びが仕事

をさせるのだと信じている。