先日見た「人生を変える10の習慣」の中に
「あたり前を疑う」、「何を変えたいのか決
める」という現実からの脱却を示唆するもの
だけではなく「自分を否定するのをやめる」
や「好きなモノだけ選ぶ」という現実肯定の
ものも含まれていた。
その他にも「環境や人やお金のせいにするの
をやめる」があった。
自分の中に過去の自分を作り上げてきた要素
を見ることなく環境を呪っても実際には簡単
に環境は変化しないであろう。
例えば、サラリーマンが近い将来芸人になろ
うとしても、都会という環境が嫌で急に田舎
に住もうとしても事はそう簡単ではない筈だ。
人間関係で転職するというのもよくあること
だ。よく聞いてみると上司や仲間の発言が正
当だったりもする。
また、奨学金の問題も計画的に返却していけ
ば返却可能な場合もある。
しかし、奨学金が返済不能な例だけをもって
あたかも奨学金の制度が社会悪であると決め
つけたりするのは本来の「志学」の補助制度
である奨学金そのものを否定することにもな
りかねない。
したがって、様々な否定要素を外して現実の
自分をしっかり見据えて人生を変えようとし
たほうが良いと言えよう。