「ノマド」とは本田直之さんが、その著書の
中で提唱している、場所を選ばない働き方。
高度なスキルを活かしながらITを活用して
クリエイティブな仕事をする時に、仕事の場
所は世界中のどこであっても構わない、とい
うような意味合いの言葉だと考える。
「ノマド」は本来、自由業のクリエーターが
海外移住して世界レベルの仕事をする時の姿
をイメージした言葉だと思うが、勝手に解釈
して、組織運営にも転用できると思いながら
「ノマド」してきた。
最近、本田さんは「ノマド」が安直にカフェ
でパソコン使用で仕事をする人間の流行りの
行動様式として、この言葉が使われることを
嫌って「モバイルボヘミアン」という概念に
置き換えた。
そして本来の「ノマド」に加えて活動の場所
を海外、そのための準備期間の必要性や資金
作りの努力の重要性を訴えている。
しかし、過去に「ノマド」に共感し賛同して
きた者としては簡単に、この言葉の良さを捨
て去ることには抵抗がある。
また、「ノマド」には本来の意味である遊牧
民という含意がある。
自由で移動能力が極めて高い集団を示す含意
がある。