リタイアの後4のその2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

 

最近、シニア向けの生活講座(場合によって

は終活講座)が目立つようになってきた。

つまり、老後の生きがいをどう持ちかつ作り

出していくかのアドバイス講座のようなもの

である。

世にこのようなことが喧伝されるということ

は、このようなニーズを持つシニア世代が満

ち溢れつつあるのであろう。

以前にも書いたが、退職後の自由時間は10

万時間で社会人としての仕事時間に匹敵する。

趣味や簡単なボランティアだけでは使いきれ

ないと感じている(あるいは感じ始めている)

65歳以上は数限りないのではなかろうか。

そこで繰り返して提案するのだが少しボリュ

ームのあるボランティアや社会活動(あるい

は何かのサークル)に参加してみてはどうだ

ろうか。

もちろん今までにできなかった趣味に没頭す

るもよし。

それ以外に並行してひとつふたつ上記のこと

を行うのはどうだろう。

多分、私は平均的な年金受給者だと思うが、

月5000円や10000円の社会貢献資金

は確保できる。

これでできる社会活動は存在し、かつ過去に

数年間継続してきもした。

これからは趣味との併存も志向している。

それぐらい10万時間は膨大な時間なのであ

る。

毎日、新聞・テレビを見て本を読んでいるく

らいでは費やしきれないのだ。

何かに参加するように、まずリサーチしてみ

てはどうであろうか。

 

 

 2025問題からすると、あと10年以内に

日本は超高齢国家になる。75歳以上は人に

よっては寝たきりになる可能性もあるし、自

分も必ずしも例外とは限らない。

そうすると自分がぴんぴんして活躍できるの

は10年程度であろう。

この10年は極めて貴重な時間だ。

後悔のないように、そして毎日が充実してい

るように過ごすべきだ。

最近思うことは、時間の自由度がリタイア前

と比して格段に上がったことだ。

生きるため、生活のために費やす時間は限ら

なく減って時間を自由に配分できる。

一日、出かけたら何をするかを含めて自由に

時間が使える(毎日がそうとは言えないが)

、この幸福は「リタイアの後」でなければ味

わえない、と感じているのは私だけではない

であろう。