キャリア・カウンセリング界の重鎮の木村周
先生は人間にとって「快適な働き方・生き方
」は次の6つを含むことといわれています。
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労働の内容に手応えがあること。単に忍耐
を要するだけでなく、適当な変化があるこ
と(変化)
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仕事から学ぶことがあること。継続的に妥
当な量の学習があること(学習)
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自分で判断する余地があること。自分の責
任で考え、決められること(自律性)
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人間的なつながりがあること。同じ職場、
組織、社会の人々が互いに他人を認め合う
関係にあること(他人との協力関係)
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仕事に社会的意義があること。自分の労働
と社会をつなげて考えられること
(社会的意義)
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働くこと、学ぶことが将来にとってプラス
になること。何らかの意味でよき将来につ
ながること。
3番目の「自分で判断する余地があること。」
は重要だ。
上司や組織からの命令だけをただただ果たすだ
けの日々は無味乾燥だ。
多分、こんな状況は退職に向かう道であろう。
人間は自分のために働くのであろう。
二次的に他人のために働くのだと考える。
マズローの欲求の5段階説でも「自己実現」は
最上級階層となり「創造的活動がしたい」と欲
求するとなっている。