ウルグアイのムヒカ前大統領のことは世に喧
伝されて久しい。
こういう自己犠牲に富んだ権力者が世にいな
くなったのも事実だが、その訴えている節約
生活は見習うべきものだ。
この人に肖って所有欲や物欲を捨て去ること
で逆に得られる、精神的な満足を大事にした
いものだ。
最低の生活費が確保できれば、それ以上のも
のは求めないということはかなり難しい。
ましてや物質文明が行き着いて爛熟している
現代で、それの享受をなしに無欲の生活をす
ることは常人には困難だ。
現代はリゾートを謳歌したり、周囲に遊びが
蔓延している中に生きている。
こういう環境で無欲を貫き質素な生活をする
ことに満足するのは相当に困難だ。
ともすれば時代の空気に流されて贅沢や遊興
に溺れる日々を送りかねない。
これを断ち切り、断捨離を行い、満足の許容
度を目いっぱい広げることで精神的な満足を
中心に心豊かな生活が可能になる。
ムヒカ前大統領の真似をして生きてみたいも
のだ。
僕は物よりは体験や人とのコミュニケーショ
ンに重きを置いて生きていきたいと考える。
車や着るものには執着したくないと思ってい
る。