就職活動の基本を知って活動するか、ただや
みくもに活動するかでは結果に大きな差が生
ずる。
典型的な例は数ケ月に100件近い応募で内
定に至らず、一方、数件の応募ですべてに内
定することの差にある。
100件近い応募の例は、過去の就活の時に
実際に実在の人に聞いたことだ。
50代の男性だが、ほほ同時に5-10件の
応募書類の提出をしたという。
しかし、そのうち面接に至ったのは数件だっ
たと聞いた。
そこで、もう少し掘り下げて聞いてみた。
応募書類の送付方法と、書類の記載内容につ
いて聞いてみた。
その答えは、全部、同じ内容のものを郵送し
たとのことだった。
この答えで、そのほとんどがダメだった理由
が分かった。
書類を受け取った会社からすれば、自分の主
張のみが書かれた自分史のような書類はあり
がた迷惑そのものだったであろう。
企業が聞きたいのは、応募者が自分の会社の
どこで具体的に何をしてくれるか、その仕事
でどんな成果を上げてくれるか、ということ
である。
過去に立派な成果をあげたとしても、自分の
会社に適合しないならば何の意味もなさない。
だから過去ではなく、現在と未来について語
ることのみが意味を持つのだ。
このことを反面教師にしてほしいものだ。
一方、数回の応募のみで成功する人はこのこ
とを理解できている場合が多い。
未来志向の書類が書けていることが多い。