日常的に行っていることを維持することは、
確かに大変ではあるが比較的容易なことだ。
人間の日常はこうした維持や継続で成り立っ
ている。
従って、企業内でもこうした諸事の維持継続
がマンネリで行われているものだ。
最近ではかなり減少したであろうが会議や打
ち合わせが代表的なものと言えよう。
僕が知っている、ある組織では毎月管理職以
上の会議が2回行われ、参加者は数10人単
位で実施される。
半日行われるのと2、3時間程度のものだ。
その内容は、ほとんどが月例の事業内の報告
であり、その報告様式も統一されていないこ
ともあり、他部門のプレゼンは一部しか理解
不能だと思われる。
であるから参加している数10人のうち会議
の内容を完全に理解できるのは2、3%とい
えるであろう。
こうした会議は時間の無駄そのものと考える。
こうした時間を中小企業はよく持ちがちだ。
こんな内容であれば報告書を必要とする2、
3%の人間に出せば事足りる訳だ。
一般的に中小企業のオーナーには、こうした
時間の無駄を強いる傾向がある。
全てが夜討ち朝駆け的に(時間の感覚なしに)
行われる結果、従業員は無制限に拘束された
りしがちなところがある。
このスタイルからいち早く脱却することが単
なる中小企業を抜け出す近道であろう。