AIやロボットの普及によっても影響を受け
づらいと言われている創造的・協調的な仕
事について少し考えてみたい。
創造的仕事の代表格である芸術的な仕事に
憧れる求職者を多く知っている。
例えば、数年前に公的機関で担当した人の
中にも、この芸術的なことを職業にしたが
っている人がいた。
20代の女性で仕事はサービス業で臨時職
員をしながら仲間とグループで絵をかき、
発表の場を海外に求めているという人がい
た。
この人はライフシフトでいうポートフォリ
オ・ワーカーを志向していたと思われる。
生活費はサービス業の臨時職員で稼ぎ、自
分が本質的に希求する世界は、絵のグルー
プ活動で実現するという働き方で生きてい
た。
この人が相談にきたのは、職場環境の変化
(シフト時間の巾がおおきくなった)とよ
り芸術的な活動時間を確保するために時間
固定の仕事に転職したいということが理由
だった。
転職活動の結果、自宅近辺の事務職で決定
した。
この人のような典型的な芸術志向でないま
でも似た傾向のポートフォリオ・ワーカー
的な人々は多い。
これはこれで確立できれば立派な生き方だ
と言えよう。