過去にかなりの数の講演会を実施した。
いずれも実質的で内容に富むものだったと記
憶する。
有名人の講演会でも中身のないものやマンネ
リズムで飽き飽きするようなものもある。
そういったものは避けながらきたので実際に
は遭遇しなかったが、世にその手のものが存
在するのは仕方がない事であろう。
我々の講演会は、そのひとつひとつを聞き直
すと良く分かるのだが演者の熱意とカウンセ
リングへの真摯な思いが詰まったものであっ
た気がする。
いま、世間でキャリア・カウンセリング界の
重鎮による講演会があまり見受けられないの
は何故なのだろうか。
一時のブームが去ったためか?
公的支援機関での人員削減でキャリア・カウ
ンセラー全体が意気消沈しているからか?
本来のキャリア教育やキャリア開発が就職率
の改善とともに影をひそめたからか?
キャリア・カウンセリングという貴重なもの
に再びスポットライトをあて、熱意と真摯な
思いの伝わる、講演会の再来を望む。