理想の上司の心構えとは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

理想の管理職は自分に厳しく、部下には優し

く接することが出来る器量を持った人間では

ないかと思う。

特に部下の意見具申を歓迎し、そのアイデア

を会社の将来に活かそうという気持ちを変え

ない人、自分の上司の間違いには毅然として

抵抗して左遷も辞さない人のような人が待た

れている。

その点、今年前半の省庁の不祥事は上司の間

違いには毅然として立ち向かうサラリーマン

社会の美点が社会から消滅しつつあることを

伺わせたし、文書を改ざんしてまで表面を取

り繕うことが組織内で許され、このことが散

見され全般的に習慣化しているのではと疑う

に充分な有様であったことは記憶に新しい。

一方、ノーベル賞受賞の本庶先生の言葉の「

研究者になるにあたって大事なのは「知りた

い」と思うこと、「不思議だな」と思う心を

大切にすること、教科書に書いてあることを

信じないこと、常に疑いを持って「本当はど

うなっているのだろう」と。自分の目で、も

のを見る。そして納得する。そこまで諦めな

い。」にある真実を追求するときの心構えは

上記の省庁の上層部にこそ必要なのではと思

われる。

理想の上司を失った組織には荒廃と退廃のみ

が残される。

本当に立派な上司が、社会全体に今待たれて

いる。