中高年の就職活動を考える | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

 

民間の再就職支援のクライアントの特徴のひ

とつは早期退職制度により退職した方がほと

んどで多額の割り増し退職金を得ていること

が多いことであろう。

また、公的な支援対象者のようにすぐに働く

必要に迫られていないことも多い。

就職活動の経験に乏しいことも特徴で、多く

は過去に1、2度活動したのみである。

それも学校卒業時の経験かその後の転職時の

経験であることから、活動自体が数十年前の

経験で記憶の彼方という状況の人が多いとい

う傾向がある。

さらに雇用保険をあてにする傾向が強いのも

特徴。

というのも、中高年で雇用保険の支給月額が

自分の再就職希望企業の給与額を大きく上回

るケースが散見されたり、支給期間が最長の

300日強で1年近いために貰いきりを指向

する方が多いことも特徴。

 

 

皆さんもお分かりのように、現在の中高年(

65才以上)のハローワークの求人票には建

築、施設管理、運送、清掃、軽作業などしか

ないのは周知の事実。

過去にかなり高スキルで高いレベルの資格を

必要とする職業の求人が珍しく登場するよう

な場合以外には上記のものがほとんどとなる。

こうした場合は、長年のサラリーマン生活の

疲れを癒すために300日強の雇用保険を受

給し、その後の活動であっても成功するかも

しれない。

しかし、ごく稀ではあるが辞めた仕事のスキ

ル活用のものや管理的な仕事に就くことを考

えた場合、長く無職であることは不利になる

ことは間違いない。

自分が低賃金の3K的な仕事を選ぶか、それ

に比して高スキルの仕事を選ぶか、熟慮して

活動を開始したほうが良い。