キャリア開発や就職活動の基礎で一番大事な
ことは自己分析による自己理解といわれてい
ます。
このことを避けていては就活は進展しません。
若年のカウンセリングでは、よく自己理解が
出来ない、希望のみが優先するという事態に
遭します。
例えば、料理は数えるほどしか経験がないに
も関わらず料理の仕事がしたいとか、シェフ
になる夢があるなどと言ったりします。
これは自己分析してみて専門性や創造性に富
んでいるとか社会貢献的なことが好きとかの
要素なしには難しいのではないでしょうか。
夢や憧れはあったほうが良いのですが、それ
だけでは職業化は困難です。
一方、職業経験が豊富な人でも自己分析は必
要です。
過去にしっかりやった経験がある人でも現状
を再点検したほうが良いと思います。
また、書類作りの基礎となる自己分析では、
仕事以外について、つまりプライベートにつ
いての自己分析も必要です。
プライベートな事柄、活動の中にも仕事に活
用できるものはいろいろとあるように思いま
す。
以前、担当した人が面接で自己PRに書いた
プライベートでやっている少年対象の運動の
監督のことに質問が集中して好感触を得たと
話したのを聞いたことがあります。
面接の結果は合格で内定を得ました。
もしかして、その会社が求めるコンピテンシ
ーがリーダーシップや管理能力で、ここに質
問が集中のかもしれません。
従って、あらゆる面から自己分析しておくこ
とは無駄にならないのです。