個人のキャリアへの意識が変化しており、個
人が自分自身で責任を持ちつみあげていくこ
とが必要になってきた。
そのためには個人の「キャリア開発」が不可
欠。
しかし、このことを適切に指導可能なキャリ
ア・カウンセラーはまだ少ないのではなかろ
うか。
長年の就職支援に慣れ過ぎたキャリア・カウ
ンセラーは本来の仕事であるキャリア開発支
援やキャリア教育に関わることに意識がいか
なくなってしまった。
従って、この本来のテーマに関われる能力の
見直しが今必要になっていると思われる。
いつも書いていることだが、キャリア開発に
は5つの理解が重要だ。
自己、環境、職業、企業、就活の5つの理解
を相談者に対して理解促進させられる能力の
点検をしっかりすべきではなかろうか。
また、過去に貴重だった就活理解の促進に於
いても自分の保有スキルを見直し、全般的な
指導が可能なレベルを維持できるよう自己研
鑽に努めたほうが良い。
例えばマッチング案件はすぐ探せるが、職務
経歴書の高度化は苦手とか面接の練習は不得
手で他人の協力無しに出来ないとかの言い訳
はプロのキャリア・カウンセラーには似合わ
ない。
更なる、自己研鑽によるスキルアップが望ま
れていることは言うまでもない。