以下は2016年11月のブログです。
近年、職業訓練の訓練生が減少し中には開講
不能な訓練もある状況ときく。
ノンスキルの人々がスキルを得て就職に繋げ
やすくなるのが職業訓練。実施できる場所や
講師の能力が空振りとなっているのなら「モ
ッタイナイ」。ただ職業訓練の内容は厳しく
管理し質の向上を絶えず図る必要がある。
例えば、単にパソコンの基礎だけを教えるよ
うな内容は今後、減少の一途をたどるだろう。
それは、今、パソコンの能力の低い一般人は
減り、民間の教室で簡単に基礎は身に就く時
代だからである。
事務系でいえば更に高度な事務スキル(簿記
や総務系事務関連)を修得させる訓練の創出
が待たれる。
過去に民間の職業訓練校の事務局業務を4年
間経験した。
その間に、あまり考えることなく実施された
単純な訓練があり(今から10年近く前・・
・)民間の職業訓練校は思わぬ好景気に沸い
た。
それは求職者が訓練受講すると月10万の補
助を受けることが可能というもので、実施企
業にも相応の補助があるという単純なものだ
った。
したがって、私が帰属した訓練校も大変に潤
った。
学科も「パソコン教室」の延長で、はっきり
言えばかなりレベルの低いものがほとんどだ
った。
その後、政権が代わり、これはすぐに廃止さ
れた。
今、考えれば当たり前の事だ。
実施校がぼろ儲けする、こんな施策が長続き
する訳はない。