カウンセラーとしてやるべきではない、自己
の価値観の押し付けや教唆が過去の職場でよ
く見られたのは何故なのだろうか。
過去の職場が満足なカウンセラーの集団でな
かったからだ。
その理由はいくつかある。
その理由は次に書いてみたい。
第1に、競争条件のない無政府的な仕事場で
あったことが多かったことがあろう。
最近は少し違っているが、一時期、社会的に
必要性が高かったキャリアカウンセラーは需
給が需要過多になる傾向があった。
その環境の中で自己流の勝手なカウンセリン
グが行われ、それを是正する仕組みがないこ
とから野放し状態になった職場では各カウン
セラーがそれぞれに自己流でカウンセリング
することが常態化してしまった。
本来は、それを是正する仕組みが必要であろ
うし、荒れたカウンセリングの改善にはスー
パバイズのシステムが導入される必要があっ
たと思われる。
しかし、残念なことにシステムは出来あがら
ず自己流が横行したのが実際のところだった。