安直に起業しすぐに失敗する人々がいる。
当たり前のことだが、充分な準備もなく、そ
の瞬間の思い込みや思いつきで直観的に起業
したがる。
その結果、一定の成果にたどり着くこともな
く、その時の事情を優先して廃業しマイナス
のみが手元に残る。
こういうことは個人の自由だが小金持ちにし
かできないし、ましてや退職後の退職金を資
金とする起業などは、その後の人生がかかっ
ていることから慎重に考えるべきことは言う
までもない。
先日のテレビでは、こうした退職後の起業は
「お手軽起業」でとの話が出ていた。
これは極力、退職金を目減りさせずに起業を
するということで、通常かかる開業資金をか
けずに(例えば場所は自宅を改造するとか)、
実験的に起業をしてみて、その後の展開を考
えるということ。
これを、サムライ業(語尾に「士」の就く仕
事)のような独立業務の場合で考えると、事
務所は自宅、広告はローコスト優先、受注は
仲間うちの口コミで獲得等等のように大きな
資金なしで仕事を進めるということになろう。
今後、もし起業を志向する場合は、この「お
手軽起業」を参考にして、将来の大きな展開
に向けての資金を温存すべきだと考える。