過去のブログより。
人間には岐路に立った時に何かを選択しなけ
ればならない瞬間がある。その時に偶然に選
んだ仕事がやがて自分の天職だったと感ずる
ことがある。
私がキャリアカウンセラーになったキッカケ
もある偶然からだった。リストラを機にある
キッカケで再就職支援の会社の相談員になっ
た。
まず、その会社が実施している相談員養成の
研修を受けた時に非常に面白いと感じた。
そして、その会社での勤務が始まったが、最
初の仕事は地方拠点のオフィスの出張所長兼
カウンセラーといった仕事であった。
毎週、月曜日に拠点オフィスから出張所に朝
早い電車で向かい毎日ビジネスホテルに滞在
し週末にオフィスのある都市の自宅に戻る、
といった生活が半年ほど続いた。
自分が担当したのは大企業の子会社の工場の
退職者を中心に、製造業の現業職の人たちへ
の就職支援だった。
この時の就職支援が私のカウンセラーとして
の基礎を作ってくれた。
キャリアの棚卸から就職活動への支援(書類
、面接の指導)、就職情報の探索、企業訪問
、カウンセリング、マッチング、事務所管理
、報告業務等々、初めて経験することばかり
だったが何も苦にならず、次々と担当した人
達が就職することに純粋に喜びとやりがいを
感じた。
こんな経緯で私のキャリアカウンセラー人生
がスタートし、この仕事が自分の第2の人生
のためのスタートにふさわしいと考え始めた。
たぶん、こういうことがプランドハプンスタ
ンスセオリーの本質なのだろう。
偶然の機会が後から振り返ると必然だったと
感じられる。
これがプランドハプンスタンスセオリーの本
質だと考える。
人生、思いもしないことが起こる。
現代は選択の連続であり決断の連続の時代と
もいえる。
過去と違うのは因習に縛られない自由な時代
であるが、それだけ競争相手も多く、変化も
多い状況に対応することが必須の時代でもあ
るということだ。
この変化の中で色々と決断しなければならず
ボーっと生きてはいられない。
そして人生の岐路で決断したことが、後に自
分にとっての必然的決断だったと思うような
こと、これがプランドハプンスタンスセオリ
ーの本質なのであろう。