2017年4月のブログより。
キャリア教育の必要性や重要性は社会で唱
えられてから既に十余年が経とうとしてい
ます。
その充実のためには若者個人のみの問題だ
けではなく、社会を構成する各界が互いに
役割を認識し、一体となり対応することが
必要です。
その中で「学校教育は重要な役割を果たす
ものでありキャリア教育を充実していかな
ければならない。」という学校教育主導の
方針が示されています。
しかし、現在の学校での取り組みが緻密で
充分かというと、全面肯定できる状況では
ありません。
キャリア関連の講話を学校自体ではなく関
連機関や組織、民間企業に委ね、インター
ンシップのみがキャリア教育として行われ
ているのが現状ではないでしょうか。
今、社会では学校全体におけるキャリア教
育や自己分析に基づく進路判断、職業理解
促進、キャリア開発などの総合的展開が待
望されていることは間違いありません。
上記のインターンシップも1、2日から2
、3週間と本家のアメリカが1~3ケ月と
比して圧倒的に短いのです。
また、早期にキャリア教育が実施されてい
るというアメリカに比して日本の小、中学
校では具体的に何がなされているのでしょ
うか。
今後のキャリア教育のシステム的な展開が
待たれています。