北海道の2045年の高齢化率は43%は全国
の37%よりも6%も高い。
もう一つのデータから見ると、全国で65歳以
上が労働人口に占める比率2010年の8%に
対して2017年に12%となり、たった7年
間で5割上がっている。
これは北海道でもこの水準以上であろう。
この2つからして北海道は労働力の高齢化率が
きわめて高い地域といわざるを得ない。
少子化に於いても全国と同様に高い。
そして、北海道は生活保護者の割合が全国的に
高いといわれている。
少子化、高齢化が進み、貧困率も高い。
所謂、労働環境の3重苦のような状況が北海道
ではあり、今後ますます3重苦は進んでいくと
思われる。
このような状況の打開策は何か。
様々な指揮者がこの問いに応えようと日々研究
していると思われる。
その中でいくつかの解決策を自分ながらに考え
てみた。
ひとつは地方の活性化と労働力需要の高まりで
ある。
北海道の産業構造からして第一次産業の活性化
はキーと考える。
地産地消や産直は言うに及ばず商品のブランド
化や独自商品の研究、開発、過去から言われて
いることだが原料から加工へ(加工技術の開発)
の移行などを強力に進める必要があろう。
行政も移住対策などでの協力を進め都会生活に
疲れたり、飽きたりした人々が地方生活を魅力
的に感ずる条件作りをするべきだ。
また、札幌で言えば過去のIT先進地域の活況
を取り戻すことだ。
世界にはIT先進地域が4ケ所あるという。(
シリコンバレーや成都など)
この類似都市に仕立て上げることだ。
この推進には当然、産学共同の取り組みと行政
の後押しが欠かせないはずだ。
幸か不幸か第二次産業が未発達の地なので、こ
ういうことも可能性が高いと思われる。
最後に、では第二次産業の残された可能性につ
いて農業機械や加工機械は国産なのであろうか。
輸入機械の比率が高いのでは。
ここに新技術や製造機械の開発の余地がないの
であろうか。
と勝手な空想をしているが、誰か現実化に向か
って突き進んでくれないものであろうか。