9月6日、北海道に大きな地震があった。
私が居住する、札幌でも過去にないほどの大き
な地震であった。
震源地で大きな被害にあわれた方々には心から
のお見舞いを申し上げる。
そこで地震後の札幌を見ていて感ずることを少
し書いてみたい。
まずは、電気の重要性ということだ。
約36時間の停電だったが、照明のない夜を過
ごし、テレビのない日常を過ごした。
ネットは遮断され、スマホ頼りになる。
直近の情報はラジオのみとなる。
デパート、スーパーは閉店し近くのコンビニの
店内ではレジまで長蛇の列で買い物をするのに
30分やそこら待たなければならなかった。
その上、地震から10時間後位には食料品はほ
とんどが品切れになった。
店の棚に一部の商品を除いて何もないのがコン
ビニの常という状況になった。
また、停電が長引き家の冷蔵庫の中のものの腐
敗も心配しなければならないようにもなった。
やはり、こういう危機に一番心配になるのは食
糧の確保ということかとコンビニの状況を見て
思った。
そして、たった36時間なのに電気の不通の不
自由さもかなりの負担になった。
現代の生活は大きく電気に寄りかかっていると
感じた。
数日後の現在も電力の回復後の生産や供給が追
い付かずにほとんどの食品売り場は空のままだ
。
そして現代社会は大きく電力に依存し電気の遮
断は大きな障害となる。
この遮断により現代社会の脆弱性を今回は強く
感じた。
一方、電力の維持は絶対条件だが、防災上の対
策(ラジオや懐中電灯や蝋燭やガス卓上コンロ
の具備、非常用食品の備蓄など)も必要となる。
脆弱な現代社会に抵抗できる備えは必須だと感
じたのも事実だ。
これは、今回の地震の大きな教訓だと考える。