現代では、企業は人材育成の主役を社員に据え
て、彼らが自発的に成長できるような視点を取
り入れたキャリア開発支援を会社成長のキーと
考えています。
企業にとってキャリア開発支援は、避けて通る
ことができない人事管理の課題になってきた、
と言えるでしょう。
キャリア開発支援の方法について以下に記しま
す。
②目標設定に必要な情報の提供
社員が職業生活設計を立てるに当たって、職業
能力の開発・向上の目標を適切に立てられるよ
うに情報を提供します。
情報の内容としては、次のようなものがありま
す。
・職務内容や職務遂行に必要な職業能力を示す
・配置方針とその運用状況を明らかにする
・人材育成の基本方針とそれに基づいて実施す
る教育、研修、検定試験を明示する
過去の日本企業は教育、研修は行ってきたもの
の上記のような人材育成の基本方針、教育、研
修、検定試験の明示は少なかったように思われ
ます。
医療に於けるインフォームドコンセントのよう
な事前の説明と合意はキャリア開発支援に於い
ても非常に重要なので上記の「人材育成の基本
方針とそれに基づいて実施する教育、研修、検
定試験を明示する 」ことは大いに歓迎します。