現代は自由に生きることが十分に可能な時代
だと考える。
例えば、一般的な家庭の場合大学・短大進学
率が60%近いことからいって高卒で就職し
なければならない状況ではないであろう。
また日本の大学は入りさえすれば、卒業は難
しくないとすれば自由な学生生活を謳歌して
いる学生がほとんどといってよいのではない
だろうか。
更には、社会でも就職後の自由は保障されて
いるし、よほどのブラック企業でもなければ
毎日が辛くて、という程でもないのではなか
ろうか。
ただ、自由にはその基礎としての責任や義務
がきちんと果たされていることが不可欠であ
る。
そのうえで自由を謳歌すればよいのだ。
あくまでも自己責任が自由の原点だ。
親や他人への依存は将来に何か大きな目標を
持って何事かを継続している場合を除き許さ
れないと思うべきだ。
若年者の支援の場でよく親がかりの人たちを
見る。
会社を辞めて就活している人に経済的にはど
うしているかと聞いたときに親の援助を受け
ているとの答えは多い。
親との相談結果でも、ある程度の期間は経済
的な援助は受けられると聞くことが多い。
社会に出てからも「親がかり」になれる人た
ちが多く、切迫感のない就活をしているとす
れば、これは問題だ。
大卒の人たちを筆頭に、卒業後の社会人とし
ての経済的な確立を前提に生活すべきだ。
また就活中の経済的な援助も短期間にとどめ
るべきであろう。