企業のキャリア開発支援とは 1 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

現代では、企業は人材育成の主役を社員に据

えて、彼らが自発的に成長できるような視点

を取り入れたキャリア開発支援を会社成長の

キーと考えています。 

企業にとってキャリア開発支援は、避けて通

ることができない人事管理の課題になってき

た、と言えるでしょう

キャリア開発支援の方法について以下に記し

ます。

 

職業生活設計を考えさせる

 

社員にこれまでの職業生活を振り返り、自己

理解・自己分析を促します。

そして、これからどうするか、どうあるべき

かを考える(=職業生活設計)を考える機会

・きっかけを提供します。

「職業生活設計を考える」 事例として、通常

、ワークショップと称される参加型の研修で

進められるケースをご紹介しましょう。

まず「自己分析」 として、学生時代から現在

までの歩みを振り返ります。職業人としての

自分とプラベートの自分を見つめ直します。

職業人としての面では、これまでの職務内容、

実績、スキル・専門知識などを整理していき

ます。プライベート面では趣味・特技、強み

・弱み、価値観、資格・免許、人脈をリスト

アップすることで、自らを客観的にとらえま

す。

次に自分を取り巻く「環境の分析」 を行いま

す。

仕事面における分析と、プライベート、地域

社会やコミュニティとの関係における分析も

行います。

日常における時間管理を整理してみることで、

日頃の行動を分析することもあります。

こうした「自己分析」 と「環境分析」 を踏ま

えて、2年~5年先のビジョンを描き、その

ビジョンを達成するために必要な課題を設定し

ていきます。

最後に設定された課題を実現していくための1

年間の計画を立案します。

このようにして、自分と仕事の両面からこれま

での生き方を振り返り、今後自分は仕事とどの

ように関わっていくのか、仕事と生活をどのよ

うに折り合わせていくのかを考える機会を提供

します。

これにより、職業生活設計における主役は自分

自身であることが認識され、自らが主体的に仕

事と関わる意識やスタンスが生み出され、内発

的な動機づけが喚起されます。

 

個々のポイントは自己分析、環境分析などの準

備と近未来のビジョンと今後1年間の計画を立

てることです。